2016年9月22日 (木)

歌の力

 週1回、田舎での農作業の帰り、母のところに立ち寄っている。私とは別に妹も週に1度訪問しているのだが、ときどき母の部屋でバッタリ出会うことがある。
そのとき、妹から、以前入浴日に訪問したとき、とても機嫌が良かったということを聞いていた。
 昨日お墓参りと農作業を終え、午後3時前母のところに立ち寄った。この日は入浴日で、この時間には入浴が終わりベッドでゆっくり休んでいるはずだ。きっと機嫌がよいだろうと思っていた。機嫌がいいときは部屋に入り目が合うと手を上げてくれるのだが、昨日はチラッとこちらを見ると目をつぶった。どうやら機嫌が悪いらしい。しばらくすると「家に帰りたい」と涙を出し始めた。
 民間の老人ホームで4年間。このホームでまもなく3年目。5年位前には自宅に戻ったり妹や自分の家に来ていたのだが、骨折後はホーム主催の行事と通院(ホームで対応してくれる)以外外出はしていない。ときどき気分が滅入ることは誰でもあることで、さほど心配はしていない。
 こんなとき妻が登場してくれる。妻も認知症の実母を介護し続け、そこで得た知識をときどき母に利用してくれる。
 こんなこともあることを予想し、母のベッドの横にある机の中には、ワード、エクセルを使って作った冊子「頭の体操」2冊と、最近作った「なつかしい歌」の歌詞(16曲)カードが入っている。
 妻が「お母さん、歌でも歌おうか」と言って歌詞カード1枚を目の前に見せる。最初見向きもしなかったが、ジッと持ち続けているとチラッと目を向ける。そこに母の大好きな「りんごの歌」が目に入る。手を出しカードを受け取ると、大きな声で歌い始めた。
「赤いリンゴにくちびる寄せて、だまって見ている青い空♪・・・」
歌い終わるとカードを裏返す。するとそこには「チイチイパッパ チイパッパ すずめの学校の先生は ムチをフリフリチイパッパ 生徒のすずめは輪になって お口をそろえて チイパッパ♪・・・」
もう本気だ。歌い終わるとすぐ次のカードを渡す。再び大きな声で歌う。
 ここは要介護4・5ばかりの4人部屋。迷惑にならないか気をもむが、寝たきり状態の人たちばかりで事前にホームに了解は得ている。

 今はもういない妻の母は、目も悪く歌詞ははっきりと見えていなかった。そこでCDで懐かしい曲を聞かせたところ大きな声で歌い、気分が落ち着いていることを発見したという。
 歌の力は大きいことを改めて認識した。母はその後約10分歌い続け、やっと機嫌が戻った。30分後「今日はそろそろ帰るから・・・。また来るからナ・・・」と言って握手する。
 帰るとき目に涙を浮かべることが多い。昨日もそうだった。それでもそれ以後声はかけずニコニコしながら手を振り部屋を出る。最後に妻が「また歌おうナ。また来るからネ」と言って外へ出る。その直後の母の様子はわからない。

2016年9月13日 (火)

サツマイモ

先日、気になっていたサツマイモ掘りを行った。過去4年間で2回、ネットをしていたにもかかわらずイノシシにやられている。狙われる時期は、食べ頃になったときだ。きっとそれまで待っているに違いないと思った。そこで昨年、まだ収穫には早すぎる時期に実施したところ無事収穫できた。
 今年は植える時期が遅く、猛暑が続き固くなった土地では生長が遅れていた。この状態では収穫が遅れても被害にあわないと予想。ネットもしないまま今まで放置状態にしていた。
 そして待ちわびていた雨が降り、土地が柔らかくなった今が収穫のチャンスと考え実施したわけである。
 結果は予想どおり。時期が少し早すぎた。でも、あと1週間遅れるとイノシシにやられた可能性が高く、全滅を免れただけでも「良し」としよう。

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 大きなものは少なく、中には皺のあるものもあった。きっと猛暑の影響でこれ以上放置しても大きくなったかどうかわからない。でも、一輪車に軽くいっぱい収穫できた。
 さっそく近所のオバチャンにお裾分け。連日登場しているトマト、キュウリ、ピーマン、ナス、シシトウに、新しく、味噌汁の具として(結構いけます)、また焼き芋、大学芋などサツマイモが加わった。味は昨年より甘い感じがする。収穫時期としてはいいタイミングだったのかもしれない。今頃、畑に来たイノシシが地団駄踏んでるに違いない。

2016年9月 3日 (土)

嫌な予感

 ついにやってきた「嫌な予感」。これから直ちに行動を起こさないと大変なことになる予感がする。
 今年の正月、年賀状を出した人数は約70名。出した直後にはほとんどすべて相手の名前(姓)を口に出して言うことができた。ところが最近、誰に出したか思い出せないのだ。思い出せたのは50名程度で、
 顔は思い出すが名前が出てこない・・・6名
 顔も名前も出てこない・・・7名
この結果がどうなのかよくわからないが、問題はこの13名を確認した後、再度思い出そうとしたのだが4名が出てこないのだ。「嫌な予感」がする。
 人の名前はもちろんだが、普通の言葉も思い出せないことが多くなった。このブログを書いていても、言葉が出てこなくて時間がかかるし、妻に話しかけるときも肝心の言葉が出てこなくて、「あのそれ・・・何とかの何とか・・・」と訳のわからないことを連発する。「おかしいんとちゃうの」と言われることが増えたように思う。これは「最も嫌な予感」。


 この夏は特に暑かった。35度を越える猛暑日が10日もあった。そんなときでも、近所の元気な年寄りは傘をさしながら外を歩き回っている。自分には無理だ。エアコンの効いた部屋で、運動と言えばステッパーを踏んだりラジオ体操する程度。パズルをやったりテレビやビデオを見ることがほとんどだった。
 おもなパズルは、Amazonで購入した数独、スリザーリング、カックロ。また、新聞に掲載されるパズルもすべてやっている。最近出た問題。
 数字4が4個並んでおり、計算結果が0、1、2、・・・、9になるようにするには、間に+-×÷と( )をどのように入れるかという問題だった。
 たとえば結果を0にするには、4+4-4-4、結果を1にするには、4×4÷4÷4などとなる。
 すべて回答できるまで結構時間がかかったが、パズル的な問題は日頃の訓練の成果がでるのか気分よくできる。
 問題は人名や物の名前を思い出したり覚えることだ。いくらパズルをやっても無理だ。日頃使わないから覚えられないし思い出せない。適度な運動と他人との交流が一番効果があると聞く。「嫌な予感」を少しでも払拭するためには、行動を起こす以外ないみたいだ。

2016年8月21日 (日)

高温が続く

 ここ数年、夏になると思うことがある。
 子供の頃は夏の気温が30度を越えることはあまりなかった。暑いときは東芝製の扇風機を、首をフリフリ、ブンブン大きな音をまき散らしながら回していた。夜は網戸もない窓を開け放し、張った蚊帳の中で団扇を使いながら休んでいた。暗くしていたつもりでも朝起きると蛾や虫たちが蚊帳の上で動いていた。それが当たり前の夏の暮らし方だった。
 その夏の気温が年々上がり、今や34度が平均気温となってしまった。ここ数日は連日35度を越え、夜室内でも30度を下がらない。昼から翌朝までエアコンなしには生活できない。もし停電したら・・・。考えるだけで恐ろしい。
 
 こんな暑い中、週一度の田舎農作業が続いている。昨日も田舎へ出かけた。私は草刈り、妻は野菜への水やりが主な作業だ。
 北海道では大雨が続いているらしいが、こちらは雷雨からも見放され、連日35度を越える酷暑が続いている。野菜も雑草も筋だけ状態。ナス、キュウリ、トマトはなんとか収穫できているが、ピーマン、シシトーは皮の部分が固くなり、シャキシャキ感が落ちてきている。たっぷり水やりをしても1週間も間をあけるとほとんど焼け石に水状態だ。先週は雷雨が何度かあったが、ここ1週間は皆無。
 雑草も暑さのため生長が止まっている感じだ。皮膚(葉)はやせ落ちているがその分筋(茎)が目立ち、いっそう頑強になった感じがする。草刈り機を当てても刃に巻き付く感じで、非常に刈りにくい。

 朝7時過ぎ、先週収穫し、母屋で一番涼しいと思われる土間に保管していた最後のスイカを半分に切る。冷蔵庫のスイッチを入れ、スイカや持参したお茶、缶コーヒー、保冷剤などを冷やす。
 朝7時半作業開始。すでに太陽はギラギラ状態。刈りにくい雑草と戦うこと1時間。上着は汗を吸うところはない。休憩中に上着を交換。そしてさらに1時間。ガソリンが切れたところで体力的にもギブアップ。
 10時前この日のメイン作業中止。服を着替えたあと洗濯。部屋の掃除と仏壇へ線香を上げた後、畳の上にゴロリとなる。気温はすでに30度を越えているが、川を越えて吹き込む風が何とも心地よい。
 11時過ぎ。冷えたお茶と、途中コンビニで買った弁当(塩分控えめの幕の内)をレンジで温め、オリンピックをラジオで聞きながら昼食。冷えたスイカがデザートだ。母が使っていたロッキング椅子でしばし休憩。
 午後、スイカを保冷バッグに入れるなど帰宅準備。鍵をかけ、水道の元栓を閉め出発。
 そのとき車が示した外気温は39度。走行後次第に下がるものの、35度から36度の間を常にキープ。後でわかったことだが、この日姫路の最高気温は37度越え。
 朝から冷やし続けている缶コーヒーを飲みながら、途中2ヶ所寄り道し、一番暑い午後3時半自宅到着。窓を開け放すものの2階の気温は35度。1階の居間はさすがに緑のカーテン効果のおかげか32度。この部屋のみエアコンを入れる。やっと落ち着く。
 それにしてもこの暑さ、何とかならないのだろうか。台風の位置も数も今年は異常だ。あと何日こんな暑い日が続くのだろう。これが常識の気候になるのだろうか。不安が募る・・・・。

2016年8月11日 (木)

ゴーヤ。その後・・・

 ゴーヤによる緑のカーテン、なんとかお盆に間に合った。連日35度を越えるような猛暑のなか、日中でもエアコンの室外機がこのカーテンの日陰に入るため、冷房効果がよく、午後2時頃でもモーターが唸ったりすることもなく、軽快な感じがする

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現在カーテン内側に10個以上の実がぶら下がっている。この葉のところどころにかわいいアマガエルが住み着き、暑い昼の間、葉の上でジッと休憩をとっている。

 そのカエルや花に群がる蝶や子虫を狙ってトカゲが現れた。カメラを30センチ近くまで近づけても狙った獲物がいるのか身動きしない。(10センチくらいで結構かわいい顔をしている。)

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 実際に獲物を獲る瞬間は見えなかったが、見ているだけでも飽きない。

 昨日からようやく朝の温度が下がり、やっとPCに触ってみる気になった。2階にあるかつての子供部屋。これまでは早朝でも30度より下がらなかったが、現在室温27度。あと1時間くらいで30度を越えるだろう。

2016年7月26日 (火)

スイカ初収穫

 今年のスイカ。植えた直後寒さのため2本が枯れ、追加移植したもののたった2~3日のネットの遅れでカラスの餌食となってしまった。
 一時はどうなることかと気をもんでいたが、昨日一部カラスに突かれていた大玉を初めて収穫してみた。包丁を入れた途端「パリン」という音とともにいびつな裂け目ができてしまったが、中身はご覧のとおり。(直径は30センチを越えている)

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半分は自宅に持ち帰る。4分の1は隣のオバチャンへ。残りはお昼に味見する。
まず1週間ぶりに冷蔵庫の電源を入れる。次に14度の井戸水を流し続けながら冷やし、庫内が冷えると入れ替え2時間近く冷やす。

 この日は7時過ぎに田舎へ到着。天気予報は9時頃から雨。到着時空気は湿っていたが涼しい風があり、スイカ収穫とその後の作業は順調にすすんだ。
 スイカを冷やしたあと、自分は草刈り、妻は野菜の収穫と野菜のまわりの除草だ。
 草刈り場所へ行くとここ数日の雨のせいで長いのは50センチくらい、しかもギッシリと生長していた。予定の倍近い時間がかかり、満タンのガソリンがなくなる寸前、上着がビショビショになり強制終了。仕事が一段落したところでスイカの試食。
 最高だった昨年のような甘くてシャリシャリ感いっぱいというわけにいかないものの、甘さもありまずまずのできばえだった。次回は3個以上収穫できるはず。孫にも送ってやれそうだ。
 今、蒸し暑い中このブログを書いている。昨日の草刈りが原因なのか腰痛がひどい。PCが終わると、昨日収穫したスイカが待っている。

 

2016年7月17日 (日)

元気なのはゴーヤだけ?

 ここ数日、突然の雷雨に見舞われることが多い、雨後太陽が照りつけ一気に気温が上がり、耐えがたい蒸し暑さが増す。嫌な日が続いている。
 こんな天候が気に入っているのはゴーヤだけ。前回の写真から20日後の写真だ。

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まだ開花していないが、伸びるスピードが速く、すでに2mを越し、不揃いながらさらに勢いづいている感じだ。この調子だと梅雨明け以後の猛暑時には、エアコンの室外機を直射日光から守る緑のカーテンが間に合いそうだ。
 近所のゴーヤはすでに開花し実をつけているが、一部の葉が黄色くなりはじめている。
 ここ数日多忙だったため、また、結膜下出血に見舞われるなど、PCを開けることができない状態だったが、雨の日曜日の今日久しぶりにPCを開けた。
 しかし、気の利いたブログも書けず、ありきたりの話題となってしまった。昨年の今頃は自治会役員として夏まつりの準備で忙しく動き回っていたのだが、
今年はどうなっているのだろう。もっと行動範囲を広げないと・・・。

2016年7月 3日 (日)

決断力が・・・

 最近何かおかしい。やらねばならないことはわかっているのだが、つい自分の体調、ペースを優先するがために、いざ実行できたとしてもそれが手遅れになるケースが目立つ。

その1
 先週、田舎での農作業は草刈りがメインだった。これは草刈りをする目的で帰省したため予定どおり実行できた。その後、スイカの状態を確認。これは以前、3本中2本が枯れ、あとから2本追加したものだが、最初の1本には直径10センチくらいの実をつけ、他の2本には1個だけ数センチの実が付いていた。この時点でカラス対策を行うべきだったが、来週(昨日)でもいいかと思い、そのままにしていたのだ。
 ところが昨日悲惨な光景を目にした。一番大きかったスイカと10センチくらいに生長したものが食い荒らされていたのだ。さっそくネットを設置することに。回りに6本の杭を打ち、それを針金で結んで棚を作り、その上からネットを覆うもので、炎天下の中1時間かけて完成した。
 お盆前には収穫できる予定だったのに・・・。作業中近くまで飛んできて様子をうかがっている1羽のカラスを見て石を投げつけた。チョコッと移動しただけで何食わぬ顔。完全になめられている。私より妻の方がショックが大きかったみたいだが、大きく育ったスイカの葉に隠れて、7~8個のスイカ(中には直径10センチくらいなものも)を発見したとき、歓声を上げていた。
 
その2
 毎年自宅の居間の前に緑のカーテンとしてゴーヤを植えている。昨年収穫した種をポットに蒔き移植しているのだが、今年は直接植えた。芽が出るまで長時間かかることはわかっていたのだが、ここまで遅くなるとは・・・ 
 
6月16日の写真↓

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その後雨が続いたため生長が早く、6月27日には写真まで生長した。

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 ジメジメした暑い日がゴーヤの生長には最適らしく、本日にはさらに20センチ以上伸びている。近所にもゴーヤを植えている人はたくさんおり、すでに花や小さな実を付け、昨日からの猛暑にピッタリの緑のカーテンになっている。
我が家はお盆以降に完成するよう計画をたてていたのだが、遅すぎたのかなぁ。

 これまで思いついたらすぐ実行できていたことが、まず自分の体長を優先し、野菜や花への気遣いは二の次になっている。今後が思いやられる。

2016年6月14日 (火)

派手な新幹線

自宅から直線距離で約1km。散歩道の途中に山陽新幹線が走っている。先日たまたま通っていたら、突然轟音とともにえらい派手な車両が走り去った。時計を見ると午前10時15分。このときはカメラを持っていなかったので後日、午前10時10分ごろからカメラを構えて待っていた。
 この付近は麦畑や小山が多く、防音壁もなく、短いトンネルがたくさん続き、16両が3つのトンネルを同時に通過するところを見ることができる、新幹線マニアが訪れる場所の近くだ。
 10時15分ちょうどにトンネルから突然現れたのがこの派手な車両だ。

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よくみると、以前最高スピードで走っていたこともある、丸みを帯びた流線型の500型新幹線だ。当時の色はブルーだったが、今回は紫色をベースにしたど派手な車両に変わっていた。時間表で調べてみると、相生駅を10時13分に出発する「新幹線こだま 730 (500 TYPE EVA) (新大阪行)」と表示されていた。EVAってなんだか知らないが、最近いろんな車両が走っているみたいだ。田舎での農作業は週に1回。暇は結構ある。一度新幹線に乗ってどこかへ行きたいものだ。

2016年5月31日 (火)

野菜(その後)

 夏野菜を移植して約3週間経過した。今年は土作りがおろそかになったことや耕耘作業に手間取ったため、昨年に比べ成長速度も勢いも遅い気がする。

(写真はナスとトマト)

Nasubi_tomato

(ピーマンとトーモロコシ)
Piman

Tomrks

 追加移植したスイカ2本は何とか生き延びていたが、これも心なし勢いがないように感じる。

(写真は最初から枯れずに残った1本)
Suika

 今年植えるかどうか迷ったサツマイモ。イノシシにやられる前に収穫することを前提に今回50本植え付けた。

Satmim

 作業時間も少なくせざるを得なくなった今年、毎回の水やり、除草の他、支柱補強やネット張りなど手抜きができない作業をどこまでやれるか、収穫を目指して頑張るしかない。

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